会場
山口県美祢市美東町 景清洞内
会期
1995-09-15~1995-10-01
主催者
山口大理石現代彫刻展in景清洞実行委員会
協賛
美東町、山口県大理石加工協同組合、山口大理石地域活性化研究会
後援
美東町教育委員会、山口県、山口県立美術館、美祢市、秋芳町他
助成
(財)山口文化振興財団助成事業
概要
この「山口大理石現代彫刻展in景清洞」は、日本全国から新進の石彫作家25名による大理石彫刻作品の秀作、力作が寄せられ、1995年に日本で初めての洞窟ミュージアムとして開催されました。
会場となった景清洞は山口県のほぼ中央、美祢市の秋吉台に代表されるカルスト台地の中に位置し、全長約1キロ、高低差があまり無く、壇ノ浦の戦いに敗れた平家の武将・平景清が潜んでいたと伝えられている鍾乳洞窟です。年間を通じて温度の安定しているこの景清洞は文化ホールとしても利用され、コンサートや各種のイベントにも利用されています。
また、この地域は日本でも有数の大理石の産地として知られ、古くから石仏や狛犬、鳥居などが大理石で作られてきました。現代でも地域の特産品として大理石工芸品や建築材が生産されて、地域の経済、文化と深く関わっています。
今回の展覧会は大理石地域を象徴するイベントとして捉えられ、ライトアップされた作品は自然の有機的な洞窟空間の中、美術館やギャラリーに展示された時とは違う表情を見せ、洞窟ミュージアムならではの不思議な彫刻展に、訪れた人に新たな感動を残しました。 |